13節戦国時代の堀と塀と井戸の役割と効果

みなさん、こんにちは！今回は戦国時代の「堀」「塀」「井戸」についてお話ししたいと思います。

堀や塀は城や集落を防衛するための重要な要素であり、その種類や役割について知ることで、当時の戦略や文化をより深く理解することができます。

また、生きるために必要な水の確保のために掘られていた井戸についてもお話ししようと思います。

「堀」「塀」「井戸」の種類

「堀」「塀」「井戸」の種類

まずは堀の基本的な種類について見ていきましょう。

🏯 堀の種類

🌊 水堀のヒミツ発見！

水堀っていうのは、その名の通り、水が入ったお堀のことなんです！💧 平地に建てられたお城が増えてきた頃から、この水堀もよく見られるようになったんですよ。🏯

水堀の良いところは、敵兵が泳いで渡るのが大変だってこと！🏊‍♂️ しかも、お堀で水鳥を飼うと、夜の見張りにも役立ったって言われているんです。🦉

実際に、お堀に住んでいる水鳥の鳴き声で、敵がこっそり近づいてくるのに気づけたこともあったそうですよ！🦆

💀 空堀の恐ろしさ！

先ほどは、水が入った堀のお話でしたけど、水を張らない「空堀（からぼり）」っていうのもあったんですよ！🏞️

これは、底が土とか石になっていて、もし敵兵が落ちちゃったら、タダではすまない、とっても危ない仕掛けだったんです。🤕

実は、守りの効果としては、この空堀の方がもっとすごかったっていう説もあるんですよ！😲敵がこの深い堀を乗り越えるのはすごく難しくて、お城を守るための大事なポイントになっていたんですね。🚧

🕳️ 敵を惑わす捨堀のワナ

堀の種類の中に、「捨堀（すてぼり）」っていうちょっと変わった名前の堀もあるんです。へぇ～！って思いませんか？

この捨堀は、敵兵の動きを邪魔するために、わざと空き地のあちこちに作られた堀のことなんです。🚶‍♂️ ポツン、ポツンとあるイメージですね。

捨堀は、敵兵がズンズン進んでくるのを遅らせるための、大切な障害物として活躍しました。🚧 戦いの時には、このちょっとした堀が、意外と大きな効果を発揮したんですよ！⚔️

🧠 堀は頭脳プレーの要

堀って、ただの深い溝じゃないんです！🙅‍♂️ 実は、敵の攻撃を防ぐための、すごい戦略が隠されているんですよ。😲

例えば、堀の形や深さにも、ちゃんとした理由があったんです。📐 深くしたり、幅を広くしたり…色々工夫されていたんですね。

そして、面白いことに、色々な形の堀があったんですよ！🌊 それぞれの形が、違う役割を持っていたなんて、なんだかワクワクしませんか？✨

では、堀を形状別にお話をしていきましょう。

薬研堀（やげんぼり）

薬研堀の一番の特徴は、断面がアルファベットのVみたいな形をしていることなんです！シャープな感じですね！

なんでこんな名前がついたかというと、漢方薬をゴリゴリすり潰すときに使う「薬研（やげん）」っていう道具があるんですが、その溝の形にそっくりなんですって！🌿 なるほど～！って感じですよね。😊

薬研堀の特徴を下表にまとめたので、見てみてくださいね！😊

**薬研堀の特徴**
特徴	説明
形状	断面がV字型。
堀底	幅が狭く、深くなっている。
防御効果	敵が堀底に侵入しても動きにくく、深みに集まりやすいため、城側からの攻撃が容易になる。また、敵の侵入や移動を困難にする。
堀削	比較的少ない労力で掘ることができ、掘り出した土の量も少なくて済む。
種類	城の内側の斜面を急傾斜にし、外側の斜面を緩やかにした「片薬研堀（かたやげんぼり）」と呼ばれる種類もあります。これは、薬研堀と同様の効果に加え、対岸との距離を大きく取れるため、敵の攻撃が届きにくいという利点があります。
名称の由来	漢方薬を調合する道具である「薬研（やげん）」の溝の形状が、堀の断面V字型に似ていることから。
その他	堀底が狭いため、水が溜まりにくい場合もあります。また、広島市にある「薬研堀通り」のように、かつて薬研堀があった場所に名付けられた地名も存在します。さらに、七味唐辛子の老舗「やげん堀」は、創業の地にあった薬研堀にちなんで名付けられました。

片薬研堀（かたやげんぼり）

「片薬研堀（かたやげんぼり）」っていうのは、お城の堀の種類の一つなんですよ。これは「薬研堀」っていう堀からちょっと変わった形をしているんです。⛏️

普通の「薬研堀」は、断面がアルファベットのVみたいになっているんですけど、「片薬研堀」はちょっと違うんです。お城の内側の方の斜面が、すごく急でほぼ垂直になっているのに対して、外側の方の斜面は、ゆるやかな角度になっているのが特徴なんです。📐

この名前の由来なんですけど、断面の形が、片側だけに刃がついた薬研（昔の薬をすりつぶす道具）の形に似ているから、「片薬研堀」って呼ばれるようになったんですよ。💊

**片薬研堀の特徴**
特徴	説明
形状	断面がカタカナの「レ」の字に似ている。城内側の壁は急傾斜、城外側の壁は緩やかな角度。
堀底	幅が狭く、V字型になっている点は薬研堀と同様。敵は堀底で自由に動きにくい。
防御効果	薬研堀と同様に、敵が堀底に侵入しても動きにくく、反撃しやすい。さらに、城外側の斜面が緩やかなため、対岸との距離を大きくとることができ、敵の攻撃が届きにくいという利点がある。
堀削	薬研堀と同様に、比較的効率的に掘ることができ、掘り出した土の量も少なくて済むとされる。
薬研堀との違い	薬研堀は両側の斜面が比較的同じ角度でV字型であるのに対し、片薬研堀は片側が急斜面、もう片側が緩斜面になっている点が異なります。
名将の由来	漢方薬を調合する道具である「薬研（やげん）」の、片側だけに刃がついたような形状が、堀の断面形状に似ていることから。
その他	城の内側の急斜面は、敵が侵入してきても登りにくくする効果があります。

毛抜堀（けぬきぼり）

「毛抜堀（けぬきぼり）」っていうのは、これまたお城の堀の種類の一つなんですよ。断面がアルファベットのUみたいな形になっているのが、一番の特徴なんです。😲

この独特な形が、昔使われていた毛抜きという道具にそっくりだったことから、「毛抜堀」っていう名前が付けられたんですよ！

**毛抜堀の特徴**
特徴	説明
形状	断面が丸みを帯びたU字型。
堀底	底が丸みを帯びているため、敵が侵入しても足場が悪く、自由に動きにくい。
防御効果	堀底が丸いため、敵は体勢を崩しやすく、移動が困難になる。また、両側の壁は急斜面になっていることが多い。堀の幅を確保しつつ、堀底を敵の通路として利用させたくない場合に有効。
名称の由来	堀の断面の形状が、昔使われていた毛抜きという道具に似ていることから。
水堀と空堀	毛抜堀は、水を張った水堀としても、水のない空堀としても用いられます。
箱堀との関連	毛抜堀の堀底の丸みを帯びた部分を逆台形に掘り込むと、断面が逆台形の形をした「箱堀（はこぼり）」になります。
障子堀との関連	箱堀の底に敵が移動できないよう仕切りを設けた堀を「障子堀（しょうじぼり）」と呼びますが、毛抜堀においても同様の工夫が見られる場合があります。

箱堀（はこぼり）

「箱堀（はこぼり）」は、お城の堀の種類の一つで、断面が四角い箱のような形をしているのが特徴です。📦

これまでにご説明した「薬研堀」や「毛抜堀」のように、斜面になっている部分があまりなく、垂直に近い壁で囲まれたような堀なんです。イメージとしては、地面に四角いプールを掘ったような感じですね。🏊

この箱型の堀は、敵が侵入するのを防ぐだけでなく、堀底に侵入した敵を攻撃しやすいという利点もあったと考えられています。🛡️

**箱堀の特徴**
特徴	説明
形状	断面が直線的で、底が平らな形状。まさに箱のような形をしている。
堀底	幅が広く、平坦になっているため、敵が侵入しても比較的移動しやすい。
防御効果	他の堀の形状に比べて、敵の移動を妨げる効果は低いとされる。しかし、堀幅を広く取ることで、敵の侵入に時間をかけさせたり、水堀として利用することで渡河を困難にしたりする効果が期待できる。
毛抜堀との関連	毛抜堀の底の丸みを帯びた部分を、逆台形に掘り込んだものが箱堀であるという説明もあります。
空堀としての利用	箱堀は、水のない空堀として利用されることが多く、その広い堀底は、侵入してくる敵兵を城壁からの攻撃にさらしやすくする効果があると考えられます。ただし、敵も容易に通行できるため、堀底に障害物を設置したり、他の防御施設と組み合わせて用いられることが多いです。
障子堀との関連	箱堀は堀底が平坦で敵が容易に移動できるため、後北条氏などが考案した「障子堀（しょうじぼり）」と呼ばれる、堀底に仕切りを設けて敵の移動を妨げる工夫が施されることもありました。これは、田畑の畦のように土手を築き、堀底を細かく区切るものです。
その他	箱堀は比較的単純な構造であるため、大規模な城郭において、広範囲にわたって築かれることもあります。

お城の堀はスゴイぞ！🏯🐦

みなさん、こんにちは！今日はお城の堀について、ちょっと変わったお話をしたいと思います。

お城の堀って、敵からお城を守るためのものだけだって思っていませんか？もちろん、それも大事な役割なんですけど、実はそれだけじゃないんですよ。

堀は生きものたちの楽園 🦆🐟
お城の堀には、たくさんの水鳥たちが住んでいます。これらの鳥たちは、堀の生態系の中で、大切な役割を果たしているんです。魚を食べたり、フンをしたりすることで、堀の環境を豊かに保っているんですね。🦢🦆

地域の人々の生活の場 🚶‍♀️🌸
お城の堀は、地域の人々にとっても、大切な生活空間でした。洗濯をしたり、魚を釣ったり、時にはお祭りが行われたりすることもあったんですよ。堀の周りは、人々が集まる、にぎやかな場所だったんですね。

堀は文化も育む大切な場所 🌸🏮
お城の堀は、ただの防御施設ではなく、生きものたちの住処であり、地域の人々の生活の場であり、文化を育む大切な場所でもあったんです。お城を訪れた際には、ぜひ堀にも注目してみてください。きっと、新しい発見があるはずですよ！

今も残るお城の堀！タイムトリップ気分 🏯✨

敵からお城を守るために作られた堀は、時を超えて、私たちに大切なものを伝えてくれています。

生きた歴史を体感できる場所 🚶‍♀️🏯
今では、お城の堀が、歴史的な遺産として大切に保存されている場所がたくさんあります。お城跡と一緒に残る堀は、まるでタイムマシンのよう。訪れる人々に、当時の風景や人々の暮らしを想像させてくれる、貴重な場所なんです。

観光地としての魅力もたっぷり 🌸🛶
美しい堀の景色は、観光地としても大きな魅力を持っています。水面に映るお城の姿は、本当に見事ですよね。中には、船に乗って堀を巡ることができる場所もあるんですよ。堀の周りの自然も豊かで、四季折々の風景を楽しむことができます。

大切にしたい、歴史の証 🌳✨
昔の人の知恵と工夫が詰まったお城の堀。その保存状態や、周りの自然環境も、大切な観光資源です。これからも、この貴重な歴史を、みんなで大切にしていきたいですね。お近くにお城跡や堀がある方は、ぜひ訪れてみてください。きっと、歴史のロマンを感じることができるはずです！

「堀」のまとめ

堀の形や、どんな働きをしていたのかを知ると、当時の人たちの頭の良さとか、頑張りが伝わってくるんですよ！✨

お城の周りに水をためて、敵が簡単に入ってこられないようにする、自然の要塞みたいな役割を果たしていたんです。🛡️ でも、ただの水たまりじゃなかったんです！堀にはいろんなタイプがあって、それぞれ違う役割を持っていたんですよ。なんだかワクワクしませんか？😊

水堀：深い水で敵の侵入を阻みます。
空堀：水のない堀で、敵の動きを鈍らせます。
薬研堀：底がV字型になっていて、侵入しにくい形をしています。

これらの堀は、ただ単に敵を入れないようにするだけじゃなくて、その形や深さを工夫することで、戦いを自分たちに有利に進めるための、すごく大切な工夫だったんです！💡

改めて堀の重要性を考えると、当時の人たちの知恵とか、何としても生き残ろうとした工夫には、本当に感心しちゃいますね！👏

これからも、堀という面白い視点から、当時の歴史を深掘りしていくのは、きっと楽しいですね！😊

今回のお話で、堀のことが少しでも面白く感じられましたか？😉 よかったら、実際のお城に行って、堀のすごさを肌で感じてみてください！教科書を読むだけじゃきっとわからない、新しい発見があると思いますよ！🗺️✨

城の塀の秘密を探る！🧱️🛡️

さあ、次はお城の塀について見ていきましょう！塀って、お城をぐるっと囲んでる壁のことなんですけど、敵が簡単に入ってこられないように、とっても大事な役割を果たしていたんですよ。🚧

戦国時代の塀には、色々な工夫がされていたんです。例えば、「狭間（さま）」っていう小さな穴⚫️や、上から石を落とす「石落とし（いしおとし）」っていう仕掛けがあったりして、これらは敵に反撃するための大切なポイントだったんです。💥

特に「剣塀（つるぎべい）」っていう塀は、屋根の部分に刀や槍の刃🔪が取り付けられていて、敵が塀を乗り越えようとするのを防ぐための工夫がされていたんですね。こういう塀のおかげで、敵の侵入を防ぐだけでなく、お城の中の安全もしっかり守られていたんです。🔒

戦国時代のライフライン「井戸」⚔️

戦国時代って、あちこちで戦いがあった時代ですよね。そんな時、兵たちが戦うためには、もちろんご飯🍚も大事ですが、何よりも水が欠かせなかったんです！💦

もし水がなくなっちゃったら、のどが渇いて戦うどころじゃなくなっちゃいますよね。お城を守るにも、水がないと大変だったんです。

例えば、皆さんも聞いたことがあるかもしれない大坂城🏯には、お城の中心にある天守閣の下に、なんと2つも井戸があったって言われています。さらに、他の場所にも6つも井戸があったそうですよ！すごい数ですよね！✨

それから、加藤清正が築城した熊本城🏯には、なんと100を超える井戸があったとも伝えられています！びっくりですよね！😲

このように、お城の中にたくさんの井戸があるっていうことは、敵から攻められた時の備えとして、とっても大切だったんです。井戸がたくさんあれば、長い間お城にこもっていても、水に困らないですからね！🛡️

水って、現代の日本には当たり前のようにありますが、戦国時代では、命に関わるほど大切なものだったんですね。ちょっと面白い発見じゃありませんか？😊

キラキラ✨水質保持の工夫

井戸の数や場所が戦に大切だったってお話をしましたが、実は、お水の質を保つための工夫も、色々されていたんですよ！🧐

例えば、名古屋城🏯の井戸には、なんと井戸の底に黄金💰を敷き詰めて、水が腐るのを防いでいたっていう「黄金水」っていう伝説があるんです！なんだかすごいですよね！✨

こんな工夫のおかげで、井戸の水はいつもキレイでおいしく飲めたんですね！😋

それだけじゃなくて、魚🐟を井戸で泳がせておくことで、水質を保つっていう方法もあったそうですよ！自然の力ってすごいですね！🌱

これらの工夫を見ていると、戦国時代の人たちが、水をどれだけ大切に思っていたか、そして、色々なアイデア💡を考えていたかがよく分かりますよね！昔の人たちの知恵って、本当に素晴らしいです！👏